2012/09/23

KCNC Road C-Brake ロードシーブレーキCB1

藤原ヱンジニヤリングにチューンナップの為、変態パーツがやってきました。
猛烈に引きが重い為、それの改善が主な目的です。
ブツはKCNCの超軽量ブレーキ。見るからにヤバイですw。

肉抜きが凄いですね…

ちゃちゃーっと分解します。

ここまで2分弱。整備性は悪くないですね…。

アーレンキーだけで分解可能でした。

脱脂して各部にトリフローグリストリフローを綿棒で塗りつつ組み立てていきます。

非常にヌルヌル動くようになり満足。

そして、最後にバネをセットしたら、途端に動きが渋く…。

お?

ほよよ?

( ゜д゜)ポカーン

全く変わっていないばかりか、トリフローグリスで微妙に引きが重くなってんぞ…。

( ゚д゚)ハッ!この引きの重さは循環不足じゃなくて、構造的なモノ…

バネがブレーキ全体のガタを取る構造になっているので、
この写真でアルマイトが剥げている部分がバネによって押し付けられ
グリスやオイルでは循環を維持することが出来なくなってしまうという悲しい状態。

これ、名古屋便で大阪からフルオーダーチタンボルトを届けた方がオーナーなんですが、オーナーには「ここのこすれ合う所にテフロンテープとか貼ったらマシになるかなぁ…」と、提案させて頂きました。が、これは微妙でしょうね…。根本的な構造に(大きな)問題があるタイプなので、手を加えても変わらないばかりか悪化してしまう(折れる)可能性があります。「なるだけ安く、でも軽量な」という注文だったので、「以前記事にしたOne by ESUのライトオンブレーキのほうが良いと思うな〜」と代替案を提案…。

個人的にはブレーキはあまり軽量化するべき場所では無いと思っているのと、絶対的な効きが重要だと思っています。コンポはカンパ派ですが、ブレーキに関してはシマノやSRAMの効きが好きです。もしブレーキで軽量化したいのであれば、フロントにはシマノ、リアに超軽量ブレーキという、クライマーがよくやる手法はあながち間違ってはいないと思っています。

と、色々と書きましたが、前後ともコレは自殺行為ですwwww。メーカーページには”デュアルピボットで高い剛性と制動力”とか書いてありますが、制動力は高くありません。剛性も高くないですw。

見た目は最高なんですが、普通のロードにはかなり苦しいでしょうね…。TTバイクの速度調節用には面白いと思うんですが、いずれにせよ前後ともコレは結構ライダーへの負担が増すように思います。この面白さ、嫌いでは無いですが、ちょっとキワモノ臭漂うパーツですねw。

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