2012/10/10

Veloflex Carbon Tubular tires

個人的に最強だと思っているチューブラータイヤ。
高いですが、トータルバランスを考えるとかなり良いと思っています。

チューブラータイヤのプロ使用率はダントツの1位とも言われるタイヤメーカー、Veloflex。構造としては非常に古いですが非常に堅実な作りであり、現在一般的に入手可能なタイヤとしては未だ一線級の性能を持っています。Veloflexのタイヤラインナップは小さなメーカーにしては驚くほど多く、用途ごとに非常に細かく分かれています。

そのヴェロフレックスのタイヤラインナップで最もプロの使用率が高いタイヤがCarbonです。ラベルを貼り替えて、他のメーカーから販売されていることもあるタイヤです。ちょっと前に数量限定で発売されたHutchinson ProTour Tubular(ハッチンソン プロツアーチューブラー)が実はヴェロフレックスのカーボンだったという話は有名な話ですね。

性質としては、前述したコンチネンタルのグランプリ チューブラーのグリップ感Pro3Raceの転がり抵抗を組み合わせたようないいとこ取り。コンチネンタルのコンペティションとはちょっと違うタイプの転がり抵抗の少なさだと思っています。

メーカーページには使用可能距離がF:6000km/R:3000kmと書いてありますが、流石に苦しいかなぁ…と。良いとこ2000kmも使えれば良いタイヤだと思います。僕の知っている極端な例ですが、ローテーションしながら中のカーカスが見えるまで使い切ったという人が居ます。が、普通は2000〜3000kmでパンクしてしまうようです。ラテックスチューブなので耐パンク性能は非常に高いですが、カット耐性はあまり無く、Pro3Raceによく似たタイヤです。というか、Pro3Raceが目指している方向にこのタイヤがあるのでしょう。

ネックとなる価格も、上手いこと買えば一本7000〜8000円くらいで買えますし、一度は使って欲しいタイヤです。というか、これを使わずにチューブラータイヤは語れない。そんなタイヤだと思います。

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